月刊・デンタルニュース

(平成24年12月号)

米国では予防の考えが浸透していて、歯科検診の受診率は65%です。日本は16%で米国の1/4程度。“健診や指導”を目的に受診する人の割合が日本ではとても低く、歯科とは“治療”を目的として受診する場所という認識が強いことがうかがえます。歯科の行く頻度が高い人ほど、残っている歯が少ないというデータもあるぐらいです。米国での歯科健診受診率が高いのは、子供の頃から歯科医院で歯の健康管理の指導を受けていることと、歯科医院側が患者さまへ定期的に健診の案内を通知して、受診を促すリコールというシステムがあるからです。
そこで今月は通院が困難な方を対象として『歯科健診』のご案内です。

歯の健康をアップ!!

歯科受診のきっかけは「腫れ」「痛み」「出血があったから」が上位3つです。そのうち、むし歯が原因のものが6割。具体的な痛みや目に見える現象を実感しない限り、受診しない傾向があります。健診、歯石の除去、歯を失う2大原因の一つである歯周病治療を目的に受診する人はとても少ないのが実情です。歯周病の原因となる歯石の付着状況を見ると、下記のようにメンテナンスを受けて積極的に歯の健康管理をしている人では、口腔状態が良好であるという報告があります。

訪問健診をご希望の方

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