月刊・デンタルニュース

(平成25年6月号)

今月は『居宅・施設での歯科健診』のご案内です。
歯科の場合早期発見・早期治療だけでなく、“フッ素塗布”や“歯石除去”で、むし歯や歯周病を予防することができます。この40年間で予防歯科は浸透し、むし歯と歯周病は減り、高齢となっても自分の歯を残せるようになりました。「歯の本数と食品を噛む能力」に関する調査によると、20本以上の歯が残っていれば、硬い食品でもほぼ満足に噛めることが明らかとなっています。平成23年の調査では38.3%の方が80歳で20本を達成しました。このまま予防歯科を推進していくことで多くの方が8020を達成できると思います。一方、歯科医療の重要なテーマの一つとして要介護者の口腔状態の維持・改善が残っています。

お口の中の相談からはじめませんか!?

現在歯科では、訪問診療を通じて医科や介護事業者など多職種と連携し、要介護者を“誤嚥性肺炎から守る”“ADLを低下させない”といった予防的な取り組みを積極的に行っています。肺炎やADLの低下は、ご本人やご家族の身体的負担はとても大きなものです。また経済面においても、「要介護高齢者に対する口腔ケアの費用効果分析」(老年歯科医学、2003年、道脇等)によると、肺炎による入院等の医療費よりも、肺炎にならないよう定期的に口腔ケアを実施する医療費の方が安いことが明らかとなっています。要介護者やそのご家族の身体的・経済的負担を軽減するためには“かかりつけ歯科をもち定期的に相談できる環境”をつくることが大切です。今回、通院が困難な要介護の方を対象に、居宅・施設での歯科健診を実施しますので、是非この機会をご利用下さい。

電話でお申し込みください。TEL:047-469-5005

また、どのようなことでも結構ですお気軽にご相談ください。

健診結果は後日お渡しします。

■実施期間:2013年6月末まで

■ 内 容 :問診及び口腔内診査等

■ 費 用 :お問合せください。

■ 場 所 :居宅・施設


悪い箇所が見つかった場合は、早期に治療する事をおすすめします。もし、訪問診療を行っている歯科医院がわからない場合は当院が訪問することも可能です。保険診療となりますので、お気軽にご相談ください。

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