(平成30年月号)

今年は6年に一度の介護と医療のダブル改定でした。2025年問題を前に、厚生労働省が 地域包括ケアシステム構築の総仕上げとして位置付けた今回の改定では、 介護と医療の 連携だけでなく、自立支援と重度化防止の取り組みが推進されています。実は同じように、歯科医療においても、 “悪くならないように口腔の機能を管理する”予防的な取り組みが 推進されています。少子高齢化が進み、 小児のむし歯罹患率が大幅に低下すね一方で高齢者の歯周病が増加していることに等に伴い、従来の治療中心型の歯科医療だけでなく、 口腔機能を維持する、 又は回復することを目指す『治療・管理・連携型』の歯科医療に変化することが 求められています。今月は、『歯科検診』のご案内です。

要介護の方のための歯科検診です!

8020運動の達成率は、すでに50%を達しています。その一方で、残存歯が増えたことから、8020を達した 人でも、歯周病のリスクが高まっています。歯周病の目安とされる4mm以上の歯周ポケットを持つ人の 割合は、下記のように増加しています。

前号でもご紹介した通り、歯周病は歯を失う原因の第1位です。歯を失うことは、口腔機能を大きく 低下させます。自覚症状の乏しい歯周病は歯科検診が必要です。 歯科検診を受けたくても要介護の方にとっては、なかなか機会がないと思います。当院では訪問歯科事業の 一環として、通院困難な方を対象に、半年に1回、ご希望者様のご自宅や施設へ伺い、歯科検診を行っています。 ぜひこの機会をご利用ください。

お申し込み及び実施手順


①『歯科健診申込書』←(ダウンロードください)に必要事項をご記入の上、047-443-8787までFaxを送信してください。

②折り返し、当院からお電話をいたします。その際に健診日時を調整します。
※お電話でのお申し込みも可能です。

③居宅又は施設に訪問して歯科健診の実施。
どんなことでもお気軽にご相談ください。

④後日、歯科健診結果票をお渡しいたします。

実施期間:4月中旬~6月中旬頃まで
内 容 :問診及び口腔内診査等
費 用 :お問い合せください
場 所 :居宅・施設・病院 等
※悪い所が見つかった時は、早期に治療することをおすすめします。訪問診療を行っている歯科医院を知らない時は、 当院が訪問することも可能です。保険診療となりますので、お気軽にご相談下さい。

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